砺波市・高岡市・南砺市・小矢部市の賃貸(アパート・マンション・貸家)、中古住宅、土地情報

社長ブログ

2023年08月27日

庄川合口用水会館 洪水被害の未然防止 排水管理システム 庄川左岸地区 中央管理所視察☆彡

庄川合口用水会館で学ぶ・・・

砺波市一番町108番地、庄川合口用水会館にある「庄川左岸中央管理所」のご紹介です。

聞きなれない「用水会館」とは普段はあまり馴染みが無いように思いますが、実は大変重要な役割を担う施設であることをご承知おき下さい。

建物内には庄川沿岸用水土地改良区連合、庄西用水土地改良区や鷹栖口用水改良区、庄川左岸地区農地防災中央管理所があり、富山県西部1級河川庄川沿岸流域約12,000haの農地を潤す庄川用水合口堰堤や基幹用水路等の農業水利施設を管理する重要拠点施設なのです。

庄川合口用水会館 → https://www.tym-midori.net/syougawa-rengou/wp-content/uploads/sites/36/2016/09/0e38c968351337b6ae2d542453dc8479.pdf

農地への用水・排水設備の整備・改修事業が行われてきました。

 特に管理農地に供給する用水の管理や排水管理は食料自給率や営農事業の安定性に欠かすことのできない事業であり国策としての国営直轄事業も実施されてきたそうで、今日の庄川左岸地区の発展を象徴する取り組み事業所であることを認識したものです。🆙

洪水被害の未然防止にも・・・

災害時には要所の分水施設での水門開閉操作や調整池での一時的な貯留による洪水調整機能を発揮することにより地域の洪水被害の未然防止にも役立っているのです。

2階の中央管理所(親局)には遠隔カメラによるモニターが常時確認でき、降雨時の状況を一元的に集中管理し、より効果的に操作することにより農地の浸水や農業用施設等の被害を防止することを目的としておられます。

この事業所から郷土の生い立ちに触れる・・・

庄川は、かつて、暴れ川で流水路が度々変化する等水害を繰り返してきた歴史があり、そういう状況下、人々は平野の中でもより高い部分を選び家を建て、豊富な庄川の水を引き周囲を水田としたことで、農家が点在する散居村が形成されたと改めて伺いました・・・。

 現在の庄川左岸の実情を理解し、そして我々の暮らす砺波地域の歴史を改めて学ぶことのできる施設でもあります。

2階の中央管理ブースでは、実際にモニターを確認したり事業概要の解説を伺うことが出来るのです。

事前予約で、我々の地域を再認識する機会に是非触れてみてください。

庄川左岸地区農地防災施設管理協議会

(庄川左岸中央管理所)

TEL 0763-32-3137

FAX 0763-32-7009

グーグルマップ → https://www.google.co.jp/maps/@36.6376138,136.9560434,3a,75y,80.37h,95.69t/data=!3m6!1e1!3m4!1syhysHlGsvm-nI9olpEJSmg!2e0!7i16384!8i8192?entry=ttu

補足:砺波平野の左岸側は、降った雨が庄川には流れないこと、大雨時の庄川は、右岸や中野より上流山間部の水を主に排出するこを担っているそうです。したがって砺波平野は農業用排水路が川の役割をしており、この管理を農業者団体である土地改良区や用水土地改良区等が担っておられ、その事は公的役割がとても大きく、行政が大きく支援される理由であることも伺いました・・・。💬

いちご不動産お問い合わせ