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社長ブログ

2019年10月27日

「柳瀬空き家を考える会」第6回 開催されました!!

 休日の朝9時柳瀬ふれあいセンターにて第6回「柳瀬空き家を考える会」が開催されました。

議題は、①本会の法人化について ②収益事業について ③空き家所有者と購入希望者との面談(実例の検討)が主な内容となりました。

柳瀬空き家を考える会

 全国的にも今後ますます増加傾向にあるこの空き家・空地の課題に柳瀬地区としても以前から取り組みがなされてきたが、当時は29件の空き家が19件まで減少した実績がある。件数がどうだという事では無い。成約事例についても其々に個別要因があり、総論として解説が出来るものではない。個別に解説はできるが。。。

柳瀬地区空き家の戸数:14戸(H23) → 29戸(H28) → 19戸(H31)

 本日は、実際の空き家所有者様の想いをお話頂き、自身と物件との歴史も聞かせて頂きました。空き家を考える会メンバーとしてもこの物件についての現状認識を深めたところです。

他人事かもしれないが現実(空き家)の状況を知る事は、地区民としてもとても大切な機会となりました。実際の建物の内覧による確認も頂きました。

  砺波市役所空き家バンクHP → https://www.tonami-life.net/archives/4576

ケーススタディとして、実例についてどのように考え結論を導くのかが問われる中で、完璧な結論は無いにしろ、現時点での方向性や判断を下さなければなりません。「万民が納得できる結論は無い」事を前提としながらも、意見をし耳をかたむけ共に斟酌し理解を深めたい。この事は空き家の課題に限らず、墓地の管理や農地・山林の管理、広くは独居老人世帯の事や外国人受け入れ等多方面にわたり言えること。

 昨今、「今までに経験した事の無い~」現象や事態が起きています。身近ではイノシシやクマの出没はあり得なかったが最近は普通の感覚になってきた。(市から補助を頂き電気柵を張り事故が防がれている。)

最小単位である1個人の感覚を、家族→地域→行政も共に共有しながら理解を深め合う事こそ問題解決の原点と考えるところです。

 この柳瀬地区も防火・防犯・高齢者対策・営農対策等々積極的な対応がなされているが、この空き家対策についても重要な課題と位置付けされていることが強く伺われる。

 話題は戻りますが、築80年を超える現在空き家にもこれまでの背景があります。(どの物件にもいえること。)

現状を認識すると共に今後の未来への在り方を模索され実行される事は「空き家問題」のみならず広い分野で捉えられる構図があります。

 これまで(過去) →  現在(現状認識)  →  未来(在り方の変化・対策・対応)

少子化や核家族化がいけないという事ではありませんが、コミュニティがとかく希薄になりがちな傾向は否定できない。業務多忙も否定できない現実であろう。

一人で悩まず、放置する事なく、地域の課題として話し合いがなされ、理解を深め受け止める資質が課題問題を解決に導いてくれる。

「柳瀬空き家を考える会」も法人化に向けて取り組まれるが、やはりボランティア精神だけでは継続性を担保できない。収益事業としての取り組みを盛り込み(草刈り作業の受託・手配や空き家巡回管理等)永続できる体制造りこそが空き家減少という地域の利益をもたらすことは言うまでも無い。

 今日は市役所の担当課(砺波暮らし推進班)より2名の出席を頂き、私は不動産業者として、また他地域の者として自分の在所に置き換えて考える機会とさせて頂きました。それぞれの立場は違えど取り組む姿勢(方向性)は同じです。

 共に考え、取り組み理解を深める事こそ大切!!と改めて感じた会合でした。まだまだ結論を導かないといけない事がありますが、基本精神に従い取り組むことが私の出来る事と認識を深めた処です。。。。。