2022年04月10日

砺波市頼成（正覚）地内養鶏場「正覺園」記念碑お披露目の会がしめやかに執り行われました🌸

砺波市頼成（正覚）地内でお披露目の会

　令和4年4月10日（日）午前10時満開の桜の元に、故武部毅𠮷氏（たけべぎきち）の生き方をしのび石碑を設置され、そのお披露目の会が執り行われました。

武部家一族様、地元自治振興会はもとより関係各位を招いての式典に、故人におかれましても記念する新たな1日となりました。

故武部毅𠮷氏は101年前、我が国で初めて米国より白色レグホンを高度な管理技術と共に輸入され、採卵養鶏の事業化を即す先駆的役割を果たされた方です。

一族各位もご高齢となられ、今日まで管理なされたこの地を売却なされる決断をされましたが、この故武部毅𠮷氏の生き方を後世に繋ぐ想いが最優先のご希望であり、この度その想いも込めて引き受けて頂いた譲受人様と共にお披露目の会が出来た事こそ役割を全うなされた事だと感じた瞬間でした。

不動産業者としてかかわる局面も多岐にわたるものですが、先人から引き継がれた不動産（土地・建物）にはどの物件にも想いがこもっているという事をいつも実感する処です。

築1年の住宅も築100年の住宅も様々な想いや背景があるもの・・・

経年による状況の変化は常に起こり、速度が加速されることさえ感じる昨今ですが、売主さまの意向は売買の条件でもあり、買主様に充分ご理解頂く重要事項とさせて頂いております。

過去・現在・未来と常に進化を遂げる途上に於いて、先人から何等かのヒントを掴み、感じ取り次世代を担う事は我々の役割でもあり責任でもあろう・・・。

今日のお披露目の会に参列された方々も其々にそんな想いを馳せられたことでしょう。

法名は「釈毅然」毅然として生きぬかれた生涯を後世に繋がれました。

武部毅𠮷氏を偲び、この不動産に関わらせて頂いた者としての自覚を改め、引き続きの業務に精進します。

業務から得る事の賜物に感謝申し上げるばかりです。☆彡

北日本新聞Ｒ4.4.12朝刊25面